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PIANIST | MINE KAWAKAMI オフィシャルサイト | DIARY

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早くも・・

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早くも11月になってしまいました。
1年と言うのは何故か9月頃から時の経つ速さが加速するような気がしてなりません。

マドリッド郊外の我山村では昨日雪が降りました。ピアノを弾くにも暖炉の火を絶やさないように薪をくべています。
薪の世界と言うのもなかなか面白くて、この辺では松と樫を混ぜるのが一番「いい火」になると言います。確かに油分を多く含んだ松は燃え方が激しく炎がメラメラと上がり、樫はなかなか火が点かないけど、一度火が点くとジンワリといつまでも燃えています。

先日、登山家の友人が自宅でのキノコの食事会に呼んでくれました。
今年はキノコが大豊作のようで、近所の山に登りながらポルチーニだけで5キロ、アンズタケでも4キロ採れたのだというのです。

スゴイのが料理の仕方です。余分な料理は一切無しで、ひたすらキノコを料理法を変えながら赤ワインと日が暮れるまで食べ続けるのです。
オリーブオイルとニンニクだけで、殆どミディアムレアにソテーしたもの。
塩だけで炭焼にしたもの。その炭も、樫で焼いたもの、ブドウの枝で燻しながら焼いたもので味も風味も変わって行きます。
うっすらパン粉をまぶして揚げたり、フライパンでトロトロになるまで焼き煮にしたり、庭で飼っている鶏が産んだ卵をとってきて、そのまま半熟目玉焼きにして、その黄身に絡めながらというレシピもありました。

物凄く美味しかったですが、キノコというのは人間そんなに毎日たらふく食べる食材ではないと、その夜キノコの成分が効いているのか、まったく眠れないまま夜が明けて行く窓のを外を見ながら思いました。

  • 2012年11月01日(木)22時10分
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