最後にダイアリーを更新して4カ月が経ってしまいました。
我ながらビックリしつつ反省しつつ、時の過ぎて行く速さに色々な事を思わずには居られません。
お待たせして本当に申し訳ありませんでした。
なぜ4カ月もダイアリーを書けなかったかと言うと、理由は色々ありますが、今まで弾いた事の無いほど毎日大量に毎日ピアノを弾き続けた事が一番大きな原因ではないかと思っています。
一日14時間ほどピアノの前で唸りながら弾いて、深夜1時か2時頃に今日の所は諦めようとピアノの蓋を閉じると同時に私の燃料も切れてそのまま気絶する・・・という4カ月でした。
6月11日のマドリッド王立劇場でのコンサートに続いて、6月15日にサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂でのコンサート、その間ソロアルバムのレコーディングがあって、9月公開の日本映画(「ベニシアさんの四季の庭」最初から最後まで音楽はピアノソロだけです!)のサントラ音楽の作曲と練習とレコーディング・・・音大の入試や卒試の時でもこんなにピアノにかじりついて明けくれた事は無かったような・・・。
そして、ここ数日久しぶりに事が落ち着き前から気になっていたダイアリーを見て4カ月更新していなかった事に猛省している所であります。
本当に色々な事が起こった4カ月でした。
マドリッドの王立劇場では、日本の皇太子殿下とスペインの皇太子ご夫妻を前に演奏をするという、今思い出しても夢のような機会をいただき、一生に一度でもこんな体験をさせて下さった事に関わった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。
日本とスペインが400年間の友好を迎えた今年、二つの国を繋ぐコンサートを作りたいと1年前から構想を練って作曲をつづけてきたコンサート。当初はピアノソロだった構想も、少しずつアイデアが膨らみ、多くの人が手を差し伸べてくれて、最後はとうとうフラメンコ歌手のミゲル・ポヴェダや今井翼さん、観世流家元、舞踏家の小島章司さん、女優の竹下景子さん、バルビエリ交響楽団までがそれぞれの分野で力を貸して下さり、1年前には想像もしていなかった舞台を迎えることができました。
死ぬ気で演奏し続けて、コンサートが終わった後に、わざわざ舞台まで来てくださった両国の皇太子殿下に色々とお言葉をいただいた時は、本当にそのまま後ろに倒れて昇天しそうでした。
写真は演奏直後の舞台裏です。
私の左側がスペイン中の注目の的、スペイン王室のレティシア皇太子妃。この世の人とは思えないほど美しくて細くて、その真横に立っているハズの私は4メーターくらい手前に立っているような膨張ぶりです・・。